サラ金、銀行などからの借り入れ金の一本化は借り手側に絶対的有利!

貸金業者の厳しい取り立てが市井の人々のさまざまな悲劇を生んでしまったという、過去の哀しい歴史を踏まえて、数年前、貸金業法・出資法について、近年、厳しい見直しが行われました。その中でも、特筆すべきは、過剰貸付(多くの場合、本来、それほどの額を必要としていなかった借り主側に多大な借金を負わせ、高金利で返済させようとする)を抑制するための、総量規制というものが設けられたこと。これによって、借り主側は、複数の消費者金融、銀行などからの借り入れ額を合わせて、年収の1/3までの金額とすることを定められました。また、金利についても、年22.9%までは違法でない、と定められていましたが、新しい貸金業法、出資法では、年20%を超えた場合、罰せられてしまうということになりました。これらはすべて、貸金業者ではなく、借り受けする側を守るために改正されたことなのです。
そしてまた、複数の消費者金融、銀行などからお金を借り受けている場合、それらの借金を一本化することも、あくまで、貸し付け側からではなく、借り受け側からみて有利な条件である場合に限り、総量規制の限度額である、年収の1/3の金額を超過してしまっても例外として認めるということになっています。
また、一本化することにあたっては、以下のようなメリットがあります。
1. 返済期日をまとめられる。
複数社から借り受けている場合、返済日がそれぞれ異なっていると、返済のためのお金の用意だけで手間がかかってしまいます。一気にできればそれに越したことはありません。
2. 手数料、利息もまとめられる
こちらも複数社それぞれに払うより、一本化してしまった方がずっと負担は減りそうです。
3. 低金利の返済額に合わせられる
うまく低金利の融資に乗り換えられれば、返済額も減少する可能性があります。
しかるべき機関に相談の上、ぜひ検討してみて下さいね!