消費者金融の借り入れは安全?それとも危険?上手な活用術教えます

今や、わざわざ店舗に出向く必要もなく、無人の自動契約機で気軽にキャッシングできる時代です。一頃、執拗な借金の取り立てによって自殺者が出てしまったなど、消費者金融についてのダーティーなイメージがつきまとい、以前は、テレビ番組の提供会社として見ない日はなかった、消費者金融のCMもすっかりなりを潜めてしまいました。確かに、あのように、気軽さ、明るさを全面に押し出したCMが、ゴールデンタイムに頻繁に流れていたら、キャッシングに対するうしろめたさなど感じようもなく、手持ちのお金がない、じゃあ、借金しちゃえ!というような安易な気持ちで借りる若者が後を絶たず、また、返済できない、というようなトラブルも多発してしまっていたに違いありません。実際に、10数年前までは、ものの値段も今ほど安く設定はされていませんでした。お金がなければ買わずにおこう、とりたてて必要のないものだし、というような考えが主流ではなく、手持ちのお金がないならローンで買えばいい、というような考えが横行していた気がします。また、今ならば、無駄遣いと取られかねない行為こそが、経済を活性化していた、という側面も否めません。
ものの値段は下がったけれど、それに呼応するかのように、給与自体も低くなっています。やはり欲しいものがあったら、ローンで買う、キャッシングして買う、というような選択肢はなくなりません。
数年前、貸金法の見直しが行われてから、消費者金融からのお金の借り受けに関して、借り手側が不利益を生じないように、という配慮がなされるようになりました。総量規制と言って、返済を意識して、借りられる限度額は年収の1/3まで、と定められ、金利も引き下げられました。必要な分だけ借りて、できるだけ早く返済するというような常識的な利用であれば消費者金融によるキャッシングは少しも危険なことはありません。ただ、一度借りると、「また、お金を借りてくれませんか」という勧誘電話が頻繁にかかってくることもあるようです。必要のないお金は借りないようにする。それをまず、念頭においておくのがベターでしょう。